
認知症ケア専門士 資格試験
日本では、300万人を超える要介護認定者の約半数にあたる約150万人の方が、認知症高齢者と言われており、高齢化が進む現状では、これからもその数は増えていくことが予想されます。
一方で、介護師の資格を持つ人が圧倒的に不足しており、深刻な課題となっています。そのような状況の中、注目を浴びている資格が、日本認知症ケア学会が認定している、認知症ケア専門士です。
認知症ケア専門士の資格は、 認知症ケアに対する優れた学識と高度の技能,および倫理観を備えた専門技術士を養成することで、認知症ケア技術の向上や保健・福祉に貢献することを目標とした、認知症ケアに特化した資格です。
この認知症ケア専門師の受験資格は「認知症ケアに関連する施設,団体,機関等において試験実施年の10月31日より過去10年間において3年以上の認知症ケアの実務経験(教育・研究・診療を含む)を有する者」と定められています。
実務経験を証明するために、所属する機関・団体等の長の証明が必要となります。また、 認知症ケア専門士は日本認知症ケア学会会員である必要はありません。
試験制度は、筆記試験の1次と、論文・面接試験の2次試験とに分かれています。
1次認定試験は、毎年春に行われ「認知症ケアの基礎」「認知症ケアの実践1:総論」「認知症ケアの実践2:各論」「認知症ケアにおける社会資源」の4科目となります。1教科は60分で出題形式は5者選択のマークシート形式となります。
1次認定試験は単位制であり、1教科の有効期限は5年間であるため、万が一苦手な科目があって、一度に4科目合格することができなくても、最初の科目を取得した年から最低5年以内に残り科目を取得できれば、1次試験に合格することができます。(筆記試験受験料は1教科3,000円)
上記の4科目を全て取得した、第1次合格者を対象として、秋に第2次認定試験(論文・面接)が実施されます。 論文審査は「認定委員会」から出題された事例について、定められた形式に従い、自分の意見を論文としてまとめます。
面接審査は、6人1グループの集団面接で、1グループ20分間の審査となります。6人のグループに対して、面接員は基本的に2名で、与えられたテーマについて、実践・事例等を基準とした質問がされます。(面接試験受験料は8,000円)
高齢化の時代、介護職でこれからどの部門を専攻しようかと迷っている際には、このように認知症ケアを専門とした介護職もあるということも重要な選択肢になりそうです。
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